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Channel: これ、誰がデザインしたの?
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LandorのOne Night Exhibition

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編集宮後です。
ランドー東京オフィスで開催された「ONE NIGHT EXHIBITION」を見てきました。

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ランドーは、世界29箇所に拠点を構え、企業や商品のブランディングをグローバルに行うデザインカンパニー(上のポスターのタイトルで使われているのは、Didot LandorというDidotをベースにしたコーポレートフォントで、2007年まで使用されていたそうです)。渡部さんと制作した書籍『これ、誰がデザインしたの?』では、日本郵政の取材をさせていただきましたが、それ以外にも有名企業や商品のブランディングを多数手がけていらっしゃる事務所です。

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ランドー東京オフィスのウェブサイト
http://landor.co.jp/

そのランドー東京オフィスに勤務するデザイナーが自分自身のアイデンティティをタイポグラフィックに表現する展覧会を社内で行うというので伺ってきました。タイポグラフィをテーマに、一人一人のデザイナーが自身をどのように捉え、ポスターとして表現しているかが一望できるというおもしろい企画です。展示風景はこちら。普段は会議室として使用されている部屋にスタッフの方々の作品が展示されていました(縦長のバナーがスタッフの方々の作品です)。

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奥の部屋には、世界中のオフィスでクリエイティビティを競い合う「Landor Creative Championship」から、特に評価の高かったブランディングプロジェクトが紹介されていました。カンヌで賞に輝いたパリオフィスの「Fedora」、サンフランシスコオフィスの「Nine suns」など、世界のランドーオフィスの仕事が拝見でき、とても刺激的でした。こちらのエリアは写真NGでしたが、ランドーのウェブサイトから一部の作品を見ることができます。特に印象に残ったのはムンバイ・オフィスの映像「Miss Chhotee’s」(このリンク先で映像が見られます https://vimeo.com/139194896)。オリーブやレモンをコマ撮りした映像が楽しい。インドやドバイなど、普段あまり目にすることがない地域のデザインを見られ、ローカルとグローバルの関係性が興味深かったです。

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ランドーのウェブサイト
http://landor.com/

ふだんは守秘義務のあるお仕事をされているので、東京オフィスへの出入りは制限されていますが、今回は招待者限定で展覧会を開催されたようです。時間と場所を区切ってオフィスを公開し、大勢の方々と交流するというアイデアがとてもいいと思いました。ほかのデザイン事務所でも参考になると思います。

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